入管側の見解は
3月13日にメメットさんの解放を求める緊急共同声明を、ほかの弁護士らとともに発表した児玉晃一弁護士は「直接聞いたわけではない」と前置きしつつ、
「収容や送還に頼る状態を保つのが彼らの収容所のなかの医療の目的。対症療法をしないことが彼らのスタンスで、治すつもりは毛頭ない。そうなると、まともなお医者さんは来なくなります。入管の中では治さなくていいというふうに言われたら、どれだけ高給つまれても行きたくない人がいっぱいいる」
と主張する。
J-CASTニュース編集部では12日、東京出入国在留管理局にも取材をした。担当者はメメットさんの不搬送について、「(救急車は)入管側が要望したものではない。支障をきたすもの」と答えた。医療アクセスを問題視する声が上がっていることについて尋ねると「批判があることは承知しているが問題ない」と回答。嘱託医の数については、「公表していない」という。
(J-CASTニュース編集部 田中美知生)