「次から何処で飯食えばええんや」
「たかが30円」と侮ることはできない。「実際に払うかどうかよりもイメージの問題やからねこういうのは」「素直に30円値上げなら納得したがおかわり有料ならもう行かない」との声もあがっており、「おかわり無料」は店のブランドイメージ、あるいはそれ自体が利用動機としても認識されているようだ。以前からツイッターで「やよい軒は友人曰く 一人暮らしの味方だそうです 朝飯安いらしいし ご飯おかわり自由だと」といった声もあがっていた。
だが一方で、
「仕方無いよね」
「30円プラスでサービス維持出来るなら悪くないよね」
「おかわりしないことで損した気持ちになってたからこれで良い 腹いっぱいなのに無料だから無理におかわりしてるやつもいるだろ」
と、おかわり有料化を許容するユーザーも少なくない。
有料化の理由について、やよい軒を運営するプレナス(本社・福岡市)は15日、J-CASTニュースの取材に、
「近年、『やよい軒』では女性や年配のお客様、健康に配慮されるお客様の割合が増えております。それに伴い、おかわりをなさらないお客様より、おかわりをする方と同じ価格であることが不公平である旨のご意見がありました。そのため、商品価格の公平性の観点から、『定食』と『おかわり自由(及び十六穀米の大盛)』の価格を分け、お客様からの評価を検証するテストの実施に至っております」
と明かす。あくまで試験であるため、恒常的に有料化するか否かは「現段階で確定した将来的な見通しはございません」としている。
おかわり無料を支持してきた上記のような消費者の反響に対しては、「先ほどと重なりますが、おかわりをなさらないお客様より、おかわりをする方と同じ価格であることが不公平である旨のご意見がありました。そのため、商品価格の公平性の観点から、『定食』と『おかわり自由(及び十六穀米の大盛)』の価格を分け、お客様からの評価を検証するテストの実施に至っております」と理解を求めた。
有料化の試みは全国約380店舗中の12店舗で実施し、期間は未定。「実施店舗により内容が異なります」とあるのは、「金額設定が異なる予定」だ。おかわり料金を払えば、その1食でおかわり1回でなく何回でもできるという。
(J-CASTニュース編集部 青木正典)