阪神、5位と苦戦も「底からは脱した」 OB野口寿浩氏は「負け方」の良さ評価

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「4番大山」も機能で「上がり目しかない」

   打線に関しては、指揮官は開幕からここまでの15試合、3番、4番、5番を固定してきた。3番・糸井嘉男外野手(37)、5番・福留孝介外野手(41)の両ベテランに挟まれる形で大山悠輔内野手(24)が4番を務めている。開幕してからしばらく大山の調子が上がらない日々が続いたが、矢野燿大監督(50)は我慢強く起用し続け、大山は4月11日のDeNA戦で今季第1号。ここにきて若き主砲の調子が上向いてきた。

   ルーキー木浪聖也内野手(24)が開幕からノーヒットが続き、4月3日の巨人戦ではスタメンから外れ、1、2番が固定出来ず、ここ3試合は同じくルーキーの近本光司外野手(24)、糸原健斗内野手(26)が1、2番でコンビを組んでいる。6番以降は流動的なオーダーが続くが、野口氏は矢野采配に肯定的な意見だ。

「打撃に関してはルーキー2人に当たりが出てきたので、これからは上がり目しかない。1、2番は固定出来るにこしたことはありませんが、6番以降は最後まで流動的でも良いと思っています。梅野選手の6番も見てみたいと思いますし、相手投手によって打順を変えることも必要ですから、固定することにこだわることはないと思います。オリックスの仰木(彬)監督は、最後まで打線を固定せずに勝ってきましたし、そのような戦い方もあると思います」
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