配達員の秘密道具「順路帳」には...
一方、新聞配達員は、各区域担当者1人当たり300~400軒に新聞を届ける。雨や雪の日なら、すべての新聞を「雨ビ」でラッピングするから問題ない。しかし、晴れの日は...となると、すべての新聞をラッピングするには経費がかさんでしまう...。では一体、「花粉症の家」「そうでない家」を、どうやって配り分けているのか?
ここで重要なのが「順路帳」と呼ばれる秘密道具だ。順路帳とは、一般的に横長の手帳のようなものが主流で、新聞配達員にしか分からない独自の「暗号」で記されている。佐々木所長によると、
「私たちの店では、花粉症のお客さまには『花粉マーク』を記すようにしています。これを順路帳に書き込んで、このお宅は『花粉症』、隣のお宅は『OK』というような形で、日々の新聞をお届けいたしております」
いやはや...。そこまでの手間をかけ、読者サービスに徹するとは「アッパレ!」である。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)