ロッテ・ドラ1藤原、54年ぶり開幕スタメン 田中幸雄氏はどう見たか

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   ロッテのドラ1ルーキー藤原恭大外野手(18)が、1軍返り咲きに向けて2軍で調整している。球団高卒新人で54年ぶりの開幕スタメンを勝ち取ったものの、6試合に出場し打率1割5厘と結果を残せず2019年4月7日に出場選手登録を抹消された。大阪桐蔭高時代からその非凡な野球センスは高く評価され、日本球界の将来を担うひとりと期待されている。

   一昨年まで日ハムで9年間コーチを務めた田中幸雄氏(51)は2019年4月12日に千葉・鎌ヶ谷で行われたイースタン・リーグ、ロッテVS日ハム戦を現地で観戦。かつて日ハムの2軍監督を務めた田中氏は、ロッテの逸材をどうみたか。J-CASTニュース編集部が聞いた。

――藤原選手をご覧になられた第一印象はいかがでしたか?

田中氏「以前に練習を見たことはありましたが、試合を生で見たのは初めてでした。練習を見た時の印象は、体全体を使って腰の入った振りをしていると感じました。振り切っていますし、力強さも感じました」

――本日の内容はいかがでしたか?

田中氏「内容的には良くなかったと思います。タイミングがうまく取れていませんでしたし、投球に対してうまくコンタクト出来ていないようでした」

――高卒新人では54年ぶりの開幕スタメンでしたが、結果を残すことが出来ませんでした

田中氏「体がまだ高校生のもので、体力面で不安を感じました。素材は素晴らしいものを持っていると思いますし、長打力を持っています。ただ、プロは1年を通して試合が多いので、体力が大切になってきます。体力についてはプロでやっていくうちに自然とついていくものなので心配はしていません」

――田中さんは高卒で日ハムに入団し2年目から1軍に定着しました

田中氏「やはり最初は1軍でのプレーはきつかったですね。1軍のピッチャーは、2軍のピッチャーよりも球のスピードとキレがあります。コントロールもいいので、最初は打てなかったですね。ただ、経験を積んでいくことで体力的にも慣れましたし、藤原選手も経験を積んでいくことが成長につながると思います」

――藤原選手の育成方針についてロッテ首脳陣の考えもあるとは思いますが

田中氏「藤原選手の場合、それほど焦らなくてもいいと思います。まずしっかり2軍で体を作って結果を残すことが大切です。高卒ルーキーでありながら、レフト、ライトにホームランを打てる選手はそうはいません。私も長いことファイターズにいましたが、藤原選手のような高卒ルーキーはあまり見たことがありません。プロですからまずは結果を残すことです」
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