機材は「欧米にダイレクトで飛べるものを」
現時点ではスカイマークは小型機のボーイング737-800型機のみで運航しており、欧米路線参入には、さらに大きな機材が必要だ。佐山氏は
「ただ、これは、大型機を入れて国内で飛ばして、実績を積んだ後。そういった目標がないと、1歩を踏み出せない。上場を機に、そういった方向性を出すべきだと考えている」
とも話し、あくまでも中長期的な目標だという点を強調した。
10年に国際線参入を発表した際には、超大型旅客機のエアバスA380型機を最大6機導入することを発表。実現していれば日本の航空会社としては初めてだったが、業績不振で購入資金のめどが立たなくなり、14年にエアバスから契約を解除されたという経緯がある。この点については、佐山氏は
「380は、やりません(笑)。もう作りませんけどね(編注:エアバスはA380の生産打ち切りを19年2月に発表している)。そういったことよりも、中型機よりもちょっと大きなもの、欧米にダイレクトで飛べるものを」
と話した。ボーイング787型機などを念頭に置いているとみられる。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)