再発防止など条件にプロジェクト続行
再発防止策についても「事業ラインとは別に新たにマネジメントを専門に行う部署を設置するとともに、声優スタッフの担当マネージャーを配置し、適切な業務量となるよう最大限配慮する体制をとることに致しました」と伝えた。その上で、
「声優スタッフとの話し合いの中で、待遇条件を改善すること、社内コミュニケーションを改善すること、決して同様の問題を再発させないことがゲーム部プロジェクトでの業務を継続する条件であることを確認・合意し、今後声優スタッフが充実した活動を続けられる体制を当社経営陣が責任を持って構築していくことを約束させて頂きました」
と活動継続の条件を声優らと合意したとしている。
同社は今回の問題が起きた背景について、
「今回の件は声優スタッフから声が上がりましたが、本質的には、ゲーム部プロジェクトを作り上げるために貢献している声優スタッフ、制作スタッフや協力会社など、ゲーム部プロジェクトに関わる人全てに対するリスペクトや適切な待遇、コミュニケーションが、事業成長やプロ意識という名のもとに軽視された状態でゲーム部プロジェクトが運営されていたことを原因とするものであり、声優スタッフに限定される問題ではないと考えております」
と説明。この問題を通じ、
「声優スタッフだけでなく当社スタッフ全員の心身の安全・健康が第一であり、それを大前提としてこそ、ファンの皆様が喜ぶものを届け続けることができるということを、改めて強く自覚するに至りました」
と認識を新たにしたことを強調した。
最後に「ファンの皆様、関係者の皆様にご迷惑とご心配をお掛け致しましたことを重ねてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と改めて謝罪し、「当社としては、必ずや今回の問題を解決し、当社スタッフ全体でこれまで以上にすばらしいコンテンツを届けていく所存ですので、今後とも、ゲーム部プロジェクトをよろしくお願い申し上げます」と呼びかけている。