「師匠に心労を与え、過ちに耐えられなくなったのでは」
ただ、勝海さんの盗作疑惑については触れず、なぜ勝海さんから申し出があり、なぜそれを受諾したのかも明らかにしていない。
また、「私は勝海氏以外に弟子をとっていた事実はございませんので、今後それに関連して『丸山清人』の名称を勝手に用いた活動等を発見した際には法的措置の検討もさせていただくつもり」だとした。これは、銭湯アイドルの女性とのトラブルを受けたものだとみられているが、言及はなかった。
丸山さんの公式サイトは4月10日夕現在、この「お知らせ」以外の内容は削除されている。
勝海さんを丸山さんに紹介した日本銭湯文化協会理事の町田忍さんは同日、勝海さんの申し出について取材にこう話した。
「騒ぎになって丸山さんに心労を与え、過ちを犯したままで耐えられなくなったのでしょう。勝海さんとは騒動の後は話していませんが、昔からあこがれて銭湯で描いていきたいと言っていましたので、相当ショックだと思います。私も、すごく残念です。しかし、今の状況ですと、独りになってもこの世界には戻れないでしょうね」
丸山さんが受諾したことについては、こうみる。
「高齢でもありますし、マスコミの取材に耐えられなかったのでは。仕事一筋に来られた職人の方ですので、騒動に巻き込まれてお疲れのようです。これ以上は、もう関われないということでしょう。将来、有望だと期待していましたので、がっくりきているのではと思います。何も聞いていませんでしたが、公式サイトを見て、そうかと思いました」
勝海さん所属事務所のクルバは10日、「これ以上大きな騒ぎになりますと、好ましくない事態になると思いますので、取材などにはお答えできないです」と答えた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)