「渋沢」の名を冠する東証1部企業の株価が上昇
数ある銘柄の中で、「澁澤倉庫」は「渋沢」の名を冠する東証1部上場企業。1897年に渋沢翁自らが創業した物流会社で、当時から「『物流が、産業・経済発展のための大きな鍵となる』と予見していた」と、同社の「創業者の精神」に記されている。
新1万円札の発表があった2019年4月9日の同社の終値は、前日比48円高の1802円。一時1881円まで上昇して年初来高値を更新した。
また、東証2部に上場するフェルトペンのペン先や化粧用ペン・医療用具の「オーベクス」も前日比28円高の905円で引けたほか、JASDAQ市場に上場する「秩父鉄道」が前日比21円高の2582円、東証1部上場の「東京海上ホールディングス」は21円高の5458円、「日本郵船」は7円高の1733円と、値上がりして引けた。うまく「ご祝儀」相場の波に乗れたようだ。
一方で、みずほフィナンシャルグループ(4月9日終値、前日比0.5円安の173.6円)や帝国ホテル(2円安の2017円)、東京ガス(52円安の2967円)、サッポロホールディングス(47円安の2327円)、清水建設(5円安の967円)、東洋紡(8円安の1512円)王子ホールディングス(1円安の710円)などは冴えなかった。