「大学当局を粉砕せよ」「更なる異常事態が起こる前に真剣に考えた方がいい」――中央大の新学期が始まった2019年4月10日、同校の学生が憤っている。
新しい授業の時間割への反対運動が起き、ツイッターでは「#もとの時間割に戻せ中央大学」とのハッシュタグがトレンド入りした。
遅延、入場規制の地獄絵図
中央大学は19年4月から、多摩キャンパス(東京都八王子市)の1限の開始時間を9時20分から9時に早めた。
それに合わせ中央大は4月9日、高幡不動駅または多摩センター駅経由で大学に通う学生に「多摩都市モノレール混雑緩和へのご協力のお願い」とのお知らせを公式サイトに再掲した(3月8日にも掲載)。
「お知らせ」では、近隣の明星大学と始業時間が同じになるため、大学の最寄りの「中央大学・明星大学駅」(多摩都市モノレール)はこれまで以上の混雑が予想されるとした。多摩都市モノレールの運営会社からも混雑緩和の要望があり、「ぜひご協力をお願いします」と呼びかける。
添付された資料では、高幡不動駅経由での朝の通学は混雑率が120%に上るとして、(1)最寄り駅への到着を15分ほど早める(2)比較的空いている多摩センター経由での通学――を要請する。
しかし、新学期が始まった4月10日の多摩都市モノレールは人でごった返した。「多摩都市モノレール」(東京都立川市)運輸部の担当者はJ-CASTニュースの取材に、通学時間帯に混雑が原因で最大15分の遅延があったと明かす。多摩センター駅では入場規制もしたという。