沖縄のATMは「2000円札」が当たり前 「優先」「不要」ボタンで選べる

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「積極的に使ってほしい」思いは共通

   沖縄銀行の総合企画部では、2000円札不要ボタンを設置した理由について、J-CASTニュースの4月9日の取材に、次のように説明した。

「ATMでは、2000円札が切れてなければ、お釣りとして出てきます。優先して使ってほしいためで、趣旨は琉球銀行と変わりません」

   一方、琉球銀行では、総合企画部の担当者が取材にこう話した。

「2000円札がほしい人は、優先ボタンを押せばいいということです。このシステムでは、『不要ボタン』は必要がないことになります」

   共通しているのは、両行とも2000円札を積極的に使ってほしいということのようだ。なお、両行の窓口では、求めがなければ、2000円札をお釣りとして出すことはほとんどないという。

   県の観光振興課では、「ATMについては、各金融機関の取り組みに任せています。流通促進委員会は、2000円札の発行10周年を機に一定の成果を挙げたと考え、2011年に解散していますが、守礼門には平和のメッセージがありますので、今後もより流通に広がりを見せてくれればと思っています」と話している。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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