EdyやWAONも「200円で1ポイント」だが...差は?
7&i HDは発表文で、今回のリニューアルをこう説明している。
「今回、セブンマイルプログラムを中心に、決済を絡めた、分かりやすく、使いやすい形で、複合的にメリットを還元してまいります」
しかしインターネット上では、「複雑でわかりにくくなった」との指摘も多い。たしかに「7pay」「nanaco」「セブンマイルプログラム」の3サービスで、「nanacoポイント」と、それに交換できる「マイル」、そして「バッジ」が付与される――と言われても、すぐには理解できない。
また決済シーンによっては、還元率が大きく下がる。たとえば、「小腹すいたな」「ノドかわいたな」と思ったとき。ペットボトルを1本買ったり、おにぎりを1個買ったりしても、支払いが100円台に収まったら、1ポイントも付与されない。まとまった買い物でも、300円、500円など、100円の位が奇数だと、nanaco還元率は0.5%以下になる。近くのお店がnanaco加盟店だが、セブンマイルプログラムには対応していないケースもある。
なお、競合にあたる電子マネーのEdyやWAONも、200円利用ごとに1ポイント付与だ。そのためツイッターでは「EdyやWAONとかと同じになるだけと思うことにする」といった受け止めも見られるが、Edy、WAONが「税込200円ごと」なのに対して、7月以降のnanacoは「税抜200円ごと」。10月に予定されている消費増税以降は、さらに影響が出てきそうだ。
(J-CASTニュース編集部 城戸譲)