2回KO、2軍落ち、それでも... 斎藤佑樹に田中幸雄氏「首脳陣の信頼・期待まだある」

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「一時期、インサイドを攻めることが...」

   田中氏は「ピッチャーは決してスピードだけではありません。打ち取るための術をどう覚えていくか。斎藤選手はどこでもやると言っていますが、やはりタイプ的にみて先発か中継ぎでしょう。先発に返り咲くには、中継ぎでコツコツと結果を出すしかありません。なかなか結果が出ずに自信を失っているかもしれませんが、私は期待しています」と話した。

   2軍監督時代、斎藤を指導した経験を持つ田中氏は、斎藤の性格についても言及した。

「斎藤選手は素直で優しいところがあるので、一時期、インサイドを攻めることが出来ませんでした。本来ならばインコースを攻めてバッターに恐怖感を与えないといけないのですが、アウトコース主体のピッチングになっていた」

   栗山英樹監督(57)は4日の試合後、「こういう結果になったのはこっちの責任」と話しており、斎藤を責めることはなかった。田中氏は「今は結果を出すことが何よりも大切。本人もそれは分かっていると思います」と締めくくった。

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