歌手の浜崎あゆみさん(40)が、2019年4月6日と7日に、さいたまスーパーアリーナでコンサートを開く。
これを受け、公演前日となる5日、浜崎さんはインスタグラムにリハーサル中とみられる写真を投稿。メッセージ欄には、
「この世でわたしが1番、浜崎あゆみのステージを嫌いで、この世でわたしが1番、何にも代え難いほどそのステージを愛してるのはずっと変わらないんだろう」
と、さいたま公演に懸ける思いをつづっている。ネット上には、6日、及び7日の公演を楽しみにするファンからの声援が続々だが、それに交じって「アリーナツアーはやらないの?」といった声も上がっている。
5月からはホールツアーが始まるが...
浜崎さんは例年、2月の下旬に通年のアリーナツアーを発表。4月上旬から公演をスタートさせることで知られる。昨年は2月27日にアリーナツアー「POWER of MUSIC 20th Anniversary」を発表。さいたまスーパーアリーナを含め、7ヶ所11公演を実施した。また、これに加え、10月からは全国のホールを回るツアー「TROUBLE」も実施。2019年2月まで全国をくまなく回るなど、精力的に活動した。
だが、今年の浜崎さんの動向を見てみると、4月中にはさいたまスーパーアリーナでアリーナ公演を開催するものの、今のところほかのアリーナでの開催は発表されていない。また、その一方で、5月1日からはホールツアー「misunderstood」を行うことを発表。浜崎さんの公式サイトでは「2020年までのロングラン公演となることが決定!」と記している。
このため、ネット上ではツイッターを中心に、「アリーナツアーって、もうやらないの?」と、現時点でアリーナでの公演がさいたま公演しかアナウンスされていないことに対する不満がチラホラ。アリーナよりも小さいホールであれば、より身近に浜崎さんを感じられるなどの利点はあるが、やはり、大規模な会場ならではの大迫力のスペクタクルを期待するファンは多いようだ。
「アリーナよりホールのほうが」明かしていた真意
その浜崎さんだが、ファッション誌「Numero TOKYO 2019年5月号増刊」では、今年のツアーについて、
「歌で自分の気持ちを伝えるという意味では、アリーナよりホールのほうが『あまり好きじゃないのかな?』『これはすごく気に入ってもらえたんだ』という客席の反応がダイレクトに伝わってくるし、自分自身もきちんとこの曲を伝えられたという確信を肌で感じられる。そういうホールの魅力に憑りつかれたというか、もっと掘り下げてみたくなった」
と、そのコンセプトを説明している。
また、浜崎さんとしては「アリーナでやりたくても出来ない」事情もあるだろう。浜崎さんは以前から、カウントダウンコンサートやアリーナツアーの最終日を、たびたび国立代々木競技場第一体育館で開催。特に、2016年にはカウントダウンコンサート発表の際にツイッターで、
「今年のカウントダウン3daysは一生忘れられない聖地での3日間になるね。考えすぎると泣きそうだから今はダメ」
と、並々ならぬ思いをつづっていた。というのも、国立代々木競技場第一体育館は現在、2020年の東京オリンピックに向けて改修工事が行われており、コンサートが出来ない状況が続いており、事実、浜崎さんは2017年7月を最後に「本拠地」と言える同所でコンサート開催していない。このため、「代々木が完成したらやると信じてます」と願うファンも多い。
5月からのホールツアーが終わる2020年は東京オリンピックの年であり、その開催期間は7月24日から8月9日。五輪終了後には再び代々木で浜崎さんがコンサートを開催する日が来るかもしれない。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)