「アリーナよりホールのほうが」明かしていた真意
その浜崎さんだが、ファッション誌「Numero TOKYO 2019年5月号増刊」では、今年のツアーについて、
「歌で自分の気持ちを伝えるという意味では、アリーナよりホールのほうが『あまり好きじゃないのかな?』『これはすごく気に入ってもらえたんだ』という客席の反応がダイレクトに伝わってくるし、自分自身もきちんとこの曲を伝えられたという確信を肌で感じられる。そういうホールの魅力に憑りつかれたというか、もっと掘り下げてみたくなった」
と、そのコンセプトを説明している。
また、浜崎さんとしては「アリーナでやりたくても出来ない」事情もあるだろう。浜崎さんは以前から、カウントダウンコンサートやアリーナツアーの最終日を、たびたび国立代々木競技場第一体育館で開催。特に、2016年にはカウントダウンコンサート発表の際にツイッターで、
「今年のカウントダウン3daysは一生忘れられない聖地での3日間になるね。考えすぎると泣きそうだから今はダメ」
と、並々ならぬ思いをつづっていた。というのも、国立代々木競技場第一体育館は現在、2020年の東京オリンピックに向けて改修工事が行われており、コンサートが出来ない状況が続いており、事実、浜崎さんは2017年7月を最後に「本拠地」と言える同所でコンサート開催していない。このため、「代々木が完成したらやると信じてます」と願うファンも多い。
5月からのホールツアーが終わる2020年は東京オリンピックの年であり、その開催期間は7月24日から8月9日。五輪終了後には再び代々木で浜崎さんがコンサートを開催する日が来るかもしれない。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)