映画監督・演出家の福田雄一さんが2019年4月5日、ツイッターで、福田作品の常連である俳優・佐藤二朗さんの携帯電話の写真を投稿した。
「佐藤二朗氏が頑なに手放さないガラケーを激写!! 彼はこのガラケーで、あの超面白いツイートを書いています」
本人も「ガラケー」自虐
公開されたのは、今やすっかり珍しくなった、折り畳み式の携帯電話だ。かなり年季が入っており、黒・グレーの表面には、細かい傷や塗装の剥がれが各所に見られる。
福田さんは続けて、
「『来年はスマホにする!来年はスマホにする!』という台詞を聞き始めて3年が経つので、多分、二朗さんはずっとガラケーです」
と佐藤さんのプライベートな一面も明かした。
佐藤さんのツイッターは、息子との会話などを題材にしたユニークな投稿が多いことで知られるが、そんなつぶやきも福田さんの言う通り、「ガラケー」で生み出されてきたわけである。
このツイートのリプライ(返信)欄には
「佐藤二朗さん面白すぎです ガラケーでツイートしてる人はじめて知りました」
「そんな二朗サンがまた魅力的なんですよねー」
など、スマートフォンが主流となった現在でも「ガラケー」を使い続ける佐藤さんを微笑ましく思うコメントが寄せられている。
佐藤さん自身も、ツイッターで何度か「ガラケー」に言及しており、たとえば2015年には、
「現場で若い俳優さん達と写メを撮ってて、皆のスマホは撮る時『ピロリン♪』的なオシャレな音がするのに、一人ガラケーの僕だけ、『カシャッ』という非常にオーソドックスな音がし、皆から『オシャレ!』『その音、欲しい!』と一斉に褒められたことは、ある種の辱しめと解釈している」
と自虐気味にツイート。また2016年には、
「いま!観劇の休憩時間に!携帯の電波を入れて!見てみたら!終わってるううううううううううううううううううううモバツイが終わってるうううううううううううううううううよろしくううううううううううううユビッターああああああああああああああああああああああああああああ」
と、ガラケー向けツイッタークライアント「モバツイ」の終了に絶叫。このツイートを信じるなら、その後はやはりガラケーに対応した「yubitter(ユビッター)」に乗り換えたとみられる。