疲れが出る中盤・終盤にどう戦うか
この日は主砲・岡本和真内野手(22)の2本を含む4本の本塁打が乱れ飛び、6回までに大量9点を積み上げた。打線の強力援護により精神的に余裕が生まれたと見られるが、林氏は、炭谷銀仁朗捕手(31)の好リードも、高橋のプロ初勝利の大きな要因となったとみている。
「炭谷選手はいい配球をしていました。高橋選手との息も合っていました。宮本コーチもベンチで高橋選手を安心させようと毎回のようにコミュニケーションを取っていましたし、炭谷選手もうまい具合に高橋選手のことを安定させたと思います」と、炭谷捕手の存在感について言及し、最後に今後の課題について語った。
「シーズン中盤から終盤にかけて疲れが出た時に、直球がきっきり制球できるかが重要になってきます。先発投手はいつでもストライクを取れる球種が少なくても2つ必要になります。高橋選手のスライダー、シンカーはおおまかですが、ストライクゾーンにきていてカウントが作れていますが、今後は他球団もデータを取ってきますので、次戦からの投球に注目したいです」