中国外務省「現時点で具体的にお伝えできることはない」
その後の日中関係は改善の一途をたどり、18年に李克強首相の来日と安倍首相の訪中が実現した。19年6月に日本で初めて開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議には習近平国家主席が参加する見通しだ。程氏の後任には05~11年に駐日大使館で公使を務めた経験がある孔鉉佑次官(59)が有力視されており、G20は孔氏が担当するとみられる。中国外務省の耿爽・副報道局長は4月3日の記者会見で、
「現時点で具体的にお伝えできることはない」
として、程氏の交代を含めてコメントを避けた。
今回の大使交代の報道を受け、ヤフーニュースのコメント欄には
「一言で言うと最悪な日中関係の状況から関係改善に尽力してきた大使だったと思います。お疲れ様でした」
「日中関係が難しい時期に本当に頑張ったと思います」
などとねぎらいの言葉が相次いだ。一方、韓国メディアからは、
「『ジャパンスクール没落』の韓国とは対照的」(中央日報)
などとして、中国と比べて日本との人脈の細さを嘆く声があがっている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)