転売チケットの「座席番号」公表 「レ・ミゼラブル」東宝の対策に称賛

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   帝国劇場(東京都千代田区)で公演される人気ミュージカル「レ・ミゼラブル」の入場券について、東宝演劇部は2019年4月3日、高額転売されている入場券の座席番号を公式サイトで公表した。

   該当の入場券を持つ来場者に対し、購入した本人かどうかの確認を「写真付身分証にて行なわせていただきます」とアナウンス。東宝側の対応に対し、ネット上では「素晴らしい対応」「抑止力として働くことを願います」など後押しする声が相次いだ。

  • 東宝演劇部のツイッターより
    東宝演劇部のツイッターより
  • 東宝演劇部のツイッターより

15万円以上で売られている入場券も

   同サイトで演劇部は、転売サイトで高額販売されていると確認した入場券の座席番号を並べ、「(入場券の)ご購入者ご本人でないと弊社が判断した場合は、ご入場をお断りする場合がございます」と注意を呼び掛けている。

   レ・ミゼラブルの公式サイトによると、入場券の料金は、S席が1万4000円、A席が9500円、B席が5000円。J-CASTニュース編集部で4月4日、チケット売買仲介サイトでの相場を確認した。同サイトに掲載された座席番号と同じものは確認できなかったがS席の場合、安いもので1万6000円、高いものでは15万5千円のチケット(貸切、S席)もした。

   J-CASTニュースは4日、東宝演劇部宣伝室の担当者に取材したところによると、チケット転売を規制する法律の成立をはじめとした流れを受け、座席番号の公開に踏み切ったという。高額転売しているチケットがほかにも確認できた場合は、サイトに追記していく場合も「ありえます」としているが、高額転売者に対する法的措置の検討は現時点でしていないそうだ。

(J-CASTニュース編集部 田中美知生)

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