盗作疑惑が指摘された東京芸大大学院生の勝海麻衣さんについて、銭湯絵師見習いとなった経緯にも、ネット上で異論が出ている。勝海さんより前に、銭湯絵師に「弟子入り」していたと主張する人物が、ツイッターで発言したのだ。
これに対し、勝海さんの師匠側は、「ないことをいっぱい書かれている」と反論しており、主張が食い違っている。
銭湯アイドルの漫画家が「弟子を追い出された」と主張
勝海さんについては、イベントで書いた虎の絵が、イラストレーターが描いた絵と酷似していると話題になり、J-CASTニュースでも3月29日に「『銭湯絵師』見習い女性に盗作疑惑 イラストレーター激怒で謝罪」と報じた。この問題では、勝海さんは、ツイッターで謝罪したが、絵を描き写したかどうかについての言及はなく、2019年4月2日夕現在も、沈黙したままだ。
その後、犬を描いた別の絵でも、オーストラリアの写真家Kirsten Bowersさんの作品と酷似していると指摘された。勝海さんがインスタグラムに3月10日に投稿した絵で、これが狩猟犬のワイマラナーを撮った写真を模写したのではないかと疑いがかけられている。写真家は4月2日夕現在、ツイッターなどでこの件に何も触れていない模様だ。
さらに、生き物情報サイトに載ったニホンザルの写真をスマホで見て銭湯で絵を描く写真がツイッターに投稿された。また、自らの個展で展示された人物群像も著名人の写真を見て描いたのではないかといった指摘がネット上で出ており、騒動は収まっていない。
そして、今度は、勝海さんが銭湯絵師の丸山清人さんに弟子入りした経緯についても、ツイッター上で批判が寄せられた。
銭湯アイドルで漫画家の湯島ちょこさんは4月1日、自分が先に丸山さんに弟子入りしたのに、勝海さん側から追い出されたとツイッターで主張した。
それによると、丸山さんは、日本銭湯文化協会理事の町田忍さんから勝海さんを紹介されたが、町田さんは、医者をしている勝海さんの父親に世話になっていて、父親から頼まれたのだという。