新元号、手話通訳が「誤訳」? 発表会見で「めいわ」と伝えるも...専門家「大きなトラブルでない」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「現場では起こること」

   J-CASTニュースは2日、社会福祉法人・全国手話研修センター(京都市)の小出新一・常務理事に改めて新元号発表会見の手話を動画で見てもらった。小出氏は「確かに『めいわ』になっていますね」とするも、次のように話す。

「『れ』と『め』は聞き分けづらい音です。私どもの感覚ですと突然聞いた時に間違えるのは止むを得ませんし、現場では起こることだと思います。ずっと間違えていれば大きな問題になりますが、すぐに修正すれば問題ありません。

新元号の会見に出た手話通訳者は本当にトップレベルの方です。すぐに対応して『れいわ』に修正しています。なので、耳が聞こえない方が見て最初の『めいわ』は違ったんだなと分かるはずで、『め』の間違いを指摘されることはないでしょう」

   そのため、「手話通訳としては大きなトラブルではありません。いわゆる『誤訳』には最終的にはなっていないと思います」と見解を述べた。

   「事前に知らせておくべきだったでは?」という意見に対しては、「会見前にきちんと打ち合わせができるに越したことはないのですが...」としてこう話す。

「事前調整ができなかったのではないかと思います。新元号の閣議決定から会見まで1時間しかないスケジュールで、会見開始が予定の11時30分より10分ほど遅れましたよね。すでに10分遅れている中で、さらに遅れさせることは難しいだろうと思います。打ち合わせができなかったのは致し方ないところかと思います」
姉妹サイト