令和フィーバーで注目 太宰府名物「梅ヶ枝餅」とは

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消えた「元祖」「本家」

   梅ヶ枝餅が商標登録されたのは1953年。同年に協同組合も発足した。一時は「本家」や「元祖」を掲げるところが何店も並立する状況もあったが、のちに組合の取り決めで「元祖」や「本家」の表現はやめることとし、現在では「名物」などとうたう様になっている。

   協同組合の不老安正理事長は、新元号発表で太宰府に注目が集まっていることをうけて、

「歴史ある梅ヶ枝餅は、最近では海外からの観光客にも人気が高まっているところですが、今回のことで、より多くの日本人にも知って頂けそうです。私たちもさらに頑張っていきたい」

と期待を語った。

   現地の店で焼き立てを食べるのは格別だが、遠方からでも加盟各店のネット販売で冷凍ものを購入できる。冷凍ものを販売している店も各地にあり、デパートなどの物産展で焼き立てを提供するケースもある。

   ところで、「祝 令和」などの文字が入った梅ヶ枝餅が販売される予定はあるのだろうか。不老理事長によると、「もしやるとすれば、各店単独ではなく組合で決めてからになります。現段階では、何も決まっていません」とのことだった。

   太宰府市への観光客は、太宰府天満宮への参拝客を中心に近年は年間約1000万人に達している。

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