「自由に発音していただいて構いません」、ただし...
会見で新元号を発表した菅義偉官房長官はやや語頭、その後談話を発表した安倍晋三首相も語頭にアクセント(冷夏や明治と同じ)を置いていた。そのため、「令和って安倍さんは頭高だったね、アクセント」「とりあえず菅さんのアクセントが当たりなのかな」と参考にする声も出ている。
実際のところはどうなのか。内閣府の担当者は1日、J-CASTニュースの取材に、
「『元号法』および『元号の読み方に関する告示』にもとづいて定めているのは、あくまでも漢字とその読み仮名だけであり、アクセント(イントネーション)についての決まりはありません。ですので、自由に発音していただいて構いません」
と答えた。どちらかが正しいのではなく、どちらでもよいというわけだ。
担当者は「参考までに本日、官房長官と総理が会見で発音したところでは、語頭にアクセントをつけていました」と付け加えた。その上で、
「出身地の言葉によってもイントネーションは変わり得ると思いますので、読み仮名さえ間違っていなければ発音の仕方は自由です」
と話していた。