タレント・女優の壇蜜さん(38)が「ラストヌード」と銘打って2冊の写真集を同時に発売した。2019年3月31日、東京・新宿の紀伊国屋書店で発売記念イベントがあり、多くのファンがかけつけた。
『モナリザ-雫-』、『モナリザ-結晶-』(講談社)の2冊で、それぞれ128ページある。
沖縄と福島で撮影
『-雫-』は沖縄で撮影、夏のさわやかさを、『-結晶-』は福島で撮影、冬のものうげさをそれぞれ表現している。
お気に入りのワンショットに挙げたのは、『-結晶-』の中で雪原にふるえながらたたずむ姿だった。カイロを取り上げられた瞬間で、本当に寒かったという。秋田出身の壇蜜さんの色の白さがとりわけ引き立っている。
撮影は1年がかりで、1冊だと電話帳のような厚さになるので2冊に分けたそうだ。合わせると1キロ近いボリュームがあり、上質なエロチシズムをたっぷり堪能できる。
平成の思い出を尋ねられると、「平成が始まったのは小学校低学年のころ、青春、職業難、恋人に振られたことと、常にあたふたしていました。でも育ててもらったので、敬意の方が大きいです」と語った。
ヌード「最後ですか?」という質問には...
「ラストヌード」と銘打ってあるものの、「最後ですか?」という質問には、「マネジャーがお金次第と言っています」と切り返し、「平成最後に『ラストヌード』というのはゴロがいいでしょう。しばらくおとなしくしています」と答えた。
29日からの発売3日目で、アマゾンの売上げランキングでは、写真集部門の25位、26位に早くもつけている。「40手前でここまでがんばった」と本人が言うように、並みのグラビアアイドルでは出せない情感がにじみ出ている。
今後、彼女がふたたび写真集を出しても「だまされた」と怒るファンもいないだろう。壇蜜さんの、ということではなく、「平成」の掉尾をかざる「ラストヌード」と思えば、記念碑的価値もあるのではないだろうか。