「『未熟さ』が招いたと思います」
NGTは苦難の日々が続く。運営する「AKS」の松村匠・運営責任者兼取締役らが22日に会見し、第三者委員会の調査報告書を公表した後も、新潟県をPRするスペシャルサポーターの契約更新が保留、JR東日本新潟支社の広告出演契約が終了、レギュラー番組の休止など露出が大幅に減少した。
30日には新潟のラジオ番組「PORT DE NGT」(FM PORT)が最終回を迎え、地上波での冠番組のレギュラー放送が全てなくなる事態に。同日発表された本拠地「NGT劇場」の4月14日までのスケジュールは全て「休館日」となっている。
こうした現状から、「Mステ」はNGTメンバーの貴重な露出の場となっていた。「サンジャポ」での須田さんの話によると「(NGTメンバーと)同じ楽屋にいましたけど、その話(山口さん暴行事件)に触れる人はいませんでした」という。
事件では一部メンバーがファンと「つながり」を持っていたことが発覚し、「アイドルとファンの距離感」が議論の対象になった。番組で須田さんは、
「アイドルとしての自覚を持ってさえいれば、ファンとの距離感は絶対に保てると思うんです。近くにそういうことをしているメンバーがいると他のメンバーが気付いたら、『それは違うと思う』って言ってあげないといけなかったし。そういうところの『未熟さ』が招いたと思います」
と身内に自覚を持つよう促した。
前出のAKSの会見では、山口さんがツイッターを通じてリアルタイムで報告内容に反論し続け、食い違いが改めて浮き彫りになった。須田さんは今後について、
「今回会見した松村さんとか(運営側)と山口さんが、私たちも世間の皆さんもみんなが見える公の場所で、お互いどういう形であれば納得できるか、話し合っている姿を見せるしかないと思います」
との見解を示した。