「炎上」を警戒? マイクロソフトが「エイプリルフール禁止令」

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   4月1日には恒例だったエイプリルフールの「悪ふざけ」企画に、ブレーキがかかる可能性もでてきた。米マイクロソフトで社内向けに「禁止令」が出た、というのだ。

   過去に企業が行った企画では「炎上」して謝罪に追い込まれるケースも相次いだ。「フェイクニュース」拡散が問題視される中で、エイプリルフール企画に対する警戒感の高まりを反映していると言えそうだ。

  • エイプリルフールネタが「炎上」につながることも…
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前向きな影響は限られ、望まないニュースの循環につながる

   「禁止令」は、米国のITニュースサイト「ザ・バージ」が2019年3月27日(米東部時間)に報じた。同サイトは、マイクロソフトのクリス・カポセラCMO(最高マーケティング責任者)が社内向けに出したメモを入手したという。それによると、エイプリルフール企画について

「その結果は素晴らしいものもあれば、そうでないものもある。いずれにしても、この種の『いたずら』が生む前向きな影響は限られていることがデータで明らかになっており、実際には望まないニュースの循環につながりうる」

と指摘し、

「最近のIT業界への逆風を踏まえて、マイクロソフトのすべての皆さんに、公共の場でのエイプリルフールのいかなるいたずらも行わないようにお願いしたい」

などと企画の自粛を求めた。メモでは、企画に向けて従業員が費やしたであろう労力についても言及しながら、

「この日に冗談をしようとすることで、得るものよりも失うものの方が大きい」

とクギをさした。

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