昨年は就活の「靴ずれ」でCM作ったが...
なぜバンドエイドがこうしたキャンペーンを行うのか。ジョンソン・エンド・ジョンソンの担当者は28日、J-CASTニュースの取材にこう話す。
「元々バンドエイド キズパワーパッドには『靴ずれ用』の商品があります。去年の3月はテレビCMで、就活を頑張る中でパンプスの靴ずれができてしまった女性に、友人がバンドエイドを渡し、父親が安心するというストーリーでコミュニケーションを取りました。
しかし今年は、そもそも足を痛めないように、足への負担が少ないスニーカーの着用を支持するコミュニケーションを提案しました」
2月ごろには「#MeToo」運動にならい、「靴」とかけてパンプスなどの着用に反対する「#KuToo」運動がツイッターで盛り上がりを見せた。「SNSでこうした流れを拝見すると、今の社会のニーズにマッチしているとも言えるのではないでしょうか」と担当者は話す。
それにしても皮肉というべきか、足を痛めなければバンドエイドは使われない。それでも「スニ活」の提案をすることについては
「確かに売れなくなるかもしれません。ですが、バンドエイドは『がんばる人の、一番近くで』応援したいというブランドミッションを掲げています。これを第一に考え、靴ずれの原因を減らし、就活に立ち向かう学生たちを応援したいと考えています」
と話している。