アイドル育成ゲーム「アイドルマスター シャイニーカラーズ」の配信開始1周年を記念したCMが、2019年3月28日から放送が始まった。CMにはロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIさんが出演しているが、これについて、X JAPANのファンから称賛の声が上がっている。
CMではYOSHIKIさんが同ゲームのキャラクターたちのプロデューサーとの設定で登場するほか、「X」のポーズならぬ「シャイニー(Shiny)」の「S」のハンドサインを披露するシーンも。ロックバンド「X JAPAN」のメンバーであるYOSHIKIさんをゲームのテイストに融合させた仕上がりとなっているが、このCMについて、「YOSHIKIの仕事の選ばなさに感動した」とする声が上がっているのだ。
良い意味で「無節操」!?
確かに、YOSHIKIさんといえばレジェンド級のロックミュージシャンであり、アイドル、しかもゲーム内の美少女、となると、住む世界が違うようにも思える。「アイドルマスター」のCMに出演することには「畑違い」との感想を持つファンがいるのも無理からぬことだろう。
しかし、その一方で、「シャニマスのCMにYOSHIKIさんが出ているだと!?アイマス凄すぎる!」との喜びの声も続々。「YOSHIKIさん側が『アイマスならいいか』って引き受けた事が何よりも凄いのでは?」と、YOSHIKIさん側の決断を評価する声も上がっている。
YOSHIKIさんといえばこれまでにも、2018年5月には「ハローキティ」とのコラボキャラ「YOSHIKITTY」を発表。ほかにも、2018年9月には「きよらの卵」と、それこそ「畑違い」のジャンルとのコラボを行ったが、いずれも大きな話題に。特に、「きよらの卵」は「第57回JAA広告賞」で2019年3月に入賞を果たした。そう考えると、今回のアイドルマスターとのコラボも、YOSHIKIさんの良い意味での「無節操さ」が出た結果ではないだろうか。
「アイマス」では過去に中居、ヒロミ、ゆず...
一方のアイドルマスターシリーズも、これまでのCM出演者を見てみると、やはり、良い意味での「無節操さ」を発揮していると言えるだろう。「アイドルマスター シンデレラガールズ」は2015年12月には元SMAPの中居正広さん、2018年9月にはフォークデュオ「ゆず」を起用。姉妹作の「ミリオンライブ!シアターデイズ」でも2018年6月にはタレントのヒロミさんが同CMに出演。大きな話題になったことは記憶に新しい。いずれも同ゲームとは接点があまり感じられない芸能人ばかりだ。
意外な組み合わせが、大きなシナジーを生み出したということなのかもしれない。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)