「金剛山と開城工業団地に言及するならワシントンに来るな」
米韓関係にもすき間が吹く。中央日報が韓国側消息筋の話として伝えたところによると、米国務省の官僚は韓国側に
「金剛山(クムガンサン)観光再開と開城工業団地再稼働問題を言及するつもりなら(ワシントンに)来ないでもらいたい」
と伝えたという。この発言は、北朝鮮政策に傾倒する韓国側に対して、米国側の警戒感を示すエピソードだと受け止められている。
18年9月に平壌で行われた南北首脳会談では、「近いうち」に金正恩・朝鮮労働党委員長がソウルを訪問することで合意している。韓国側が正恩氏の訪韓実現に前のめりになれば、さらに米韓同盟は危うくなるおそれがある。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)