「地元にとってデリケートな問題なので...」
秋田公立美術大の企画課長は26日、J-CASTニュースの取材に「削除を要請した事実はない」と話す。
学生に対応した学生課長の聞き取りによれば、卒業式前日の夕方に「イージスアショアは地元にとってデリケートな問題なので、卒業式にふさわしいかどうか上に確認させてほしい」と学生に電話で伝えたという。
それから1、2時間ほど過ぎて学生から「その部分には触れない内容にします」との旨の回答があり、修正の原稿が届いた。大学内で相談したり意思決定したりする前に連絡があったため、大学でやりとりを把握していたのは学生課長のみだったという。
大学としては削除を求める意図はなかったものの、「学生がそういう風に受け取って学生みずから削除することになったのは申し訳ない」とした。
(J-CASTニュース 谷本陵)