名脇役として数多くの作品で活躍してきた、俳優の織本順吉(本名:中村正昭)さんが2019年3月18日に老衰で死去した。92歳。25日までに所属事務所が発表した。葬儀は近親者で済ませたという。
織本さんは90歳までドラマ「やすらぎの郷」(テレビ朝日系、2017年)に出演、近年まで役者として活躍していた。出演作に、映画「仁義なき戦い 完結篇」(1974年)、NHK連続テレビ小説「わかば」(2004年)がある。
事務所公式サイトに掲載された、長女・中村結美さんの挨拶文によれば、ここ数年でかなり足が弱り、自宅で立てない状態になっていたとのこと。入院後は徐々に体の機能が衰えるも、「役者は出番が終わったら、静かに去って行くべきだ」という織本さんの言葉通り、延命治療はしなかったという。