NGT48の山口真帆さんへの暴行事件をめぐり、テリー伊藤さんがテレビで「山口さん、ずるいと思うのは...」と発言したことが、ツイッター上で注目を集めている。
「なんで、山口さんを責めるわけ?テリーは」といった声が出ているが、一方でテリーさんの発言趣旨や、その後の出演者とのやりとりなどから、運営側の幹部の名前と言い間違えただけだ、という指摘も出ている。実際、どういうやりとりだったのか。J-CASTニュースが該当番組を録画で確認した。
「ボク、山口さん、ずるいと思ったのは...」
2019年3月25日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)は、22日にあったNGT運営側による会見(第三者委員会による報告書内容の説明)の模様などを詳報した。会見当日は、山口さんがリアルタイムでツイッターを使って会見内容に不満を漏らすなど、「一件落着」とは程遠い展開となった。会見には、NGT48を運営するAKSの松村匠・運営責任者兼取締役や、早川麻依子・NGT48支配人らが出席していた。
番組では、コメンテーターから総じて運営側に厳しい意見が出るなか、テリーさんは、被害者(事件は容疑者逮捕ののち、不起訴処分)の山口さんとAKSの松村氏が直接会ったうえで、話し合いをしないといけない、という考えを披露した後、
「ボク、山口さん、ずるいと思ったのは...」
と発言した。
この発言をうけ、ツイッターでは、
「なんで、山口さんを責めるわけ?テリーは」
「テリー伊藤『山口さんがズルい』 意味がわからんぞ?」
と批判的な反応が相次いで寄せられた。一方で、その後のやりとりを見ていた人たちからは、
「みんな落ち着け!テリー伊藤さんがずるいって言ったのは、たぶん松村って奴のほうだよ」
「名前を間違えただけです。直後に(司会の)宮根さんが補足していました」
と擁護の声が挙がっていた。
「あの人、ちゃんと山口さんを慮ってたよ」
J-CASTニュース編集部が「ボク、山口さん、ずるいと思ったのは...」発言のあとを確認すると、テリーさんは、
「NGTに帰ってくれって言ってたけど、帰れるワケない。自分を陥れた人がいるかもしれないのに」
と続けていた。文脈から判断すると、「NGTに帰って」と発言したのは運営側であり、テリーさんが「ずるい」と感じたのは、運営側の人物のようだ。司会の宮根誠司さんも、「山口さん、ずるいと思ったのは」発言に違和感をもったようで、テリーさんの話の途中で、
「あ、(山口さんではなく)松村さんが仰ってる...」
と、やんわり修正。テリーさんも
「言ってましたよね」
と応じ、運営側の発言に関して「ずるい」と思ったという認識を示した。
なお、番組が使ったパネルによると、会見で早川支配人が
「(山口さんの今後について)運営としては、またNGTに戻ってみんなで一緒に前を向いて頑張ろうという姿勢は変わっていないし、本人にも伝えてある」
と発言していた。
こうした状況から、テリーさんが「ずるい」と思った相手(発言主)については、松村氏か早川氏かははっきりしないものの、山口さんではなく運営側の人物なのは明白と受け止めて良さそうだ。
テリーさんの「言い間違い」を指摘していた人からは、
「あの人、ちゃんと山口さんを慮ってたよ」
といったツイートも寄せられていた。