裏番組はAM「安定感」、FM「さわやかさ」
裏番組と比較すると、AM各局は「安定感」に重きを置いたのか、アナウンサー中心の布陣になっている。平日朝7時台は、TBSラジオが森本毅郎さん(元NHK)、ニッポン放送が飯田浩司アナの担当。文化放送では4月から、上田まりえさん(元日本テレビ)らがパーソナリティーを務める。
一方、FMはTOKYO FMのみならず、「さわやかさ」に寄せている印象だ。ラジオDJや俳優、歌手を中心に起用。各局が「耳心地の良い声で一日をスタートしよう」としている印象があり、そこへ鈴村さんが加わっても、あまり違和感はなさそうだ。
声優によるラジオの多くは、いわゆる「アニラジ」として、くくられることが多い。特定のアニメ・ゲームの出演者がパーソナリティーを務めるものから、作品にとらわれず声優個人のトークを楽しむもの、「アニソン」を紹介するものなどと多岐にわたるが、今回の新番組は少し性質が異なる。作品や声優自らのバックグラウンドではなく、「最新のニュース」が題材になっているためだ。