ベトナムからの労働者が急増
法務省の「平成30年末現在の在留外国人数」によると、在留外国人数は2018年末時点で273万1093人。17年末より6.6%、16万9245人増えた。男女別でみると、女性が140万3200人、男性が132万7893人でそれぞれ増加した。
在留資格別でみると、「永住者」が77万1568人で、前年と比べて3.0%、2万2377人の増加と最多。次いで,「留学」が33万7000人で8.2%、2万5495人増。「技能実習」が32万8360人で、19.7%、5万4127人も増えた。「技術・人文知識・国際業務」に当たる外国人も19.3%増の22万5724人と、大きく増えた。「特別永住者」は2.5%減の32万1416人。
また、国籍・地域別でみると、1位は中国の76万4720人で、前年末から4.6%増えた。在留外国人全体の28%を占めている。次いで、韓国の44万9634人 (全体の16.5%) で、前年末比0.2%減。3位のベトナムは、前年末から26.1%増の33万835人 (同12.1%)と急増した。
増加が著しい国・地域は、ベトナムのほか、ネパールが11.1%増の8万8951人、インドネシアが12.7%増の5万6346人だった。
2018年末時点で、ベトナムからの技能実習生は16万4499人で、前年から33.1%と急増。技術・人文知識・国際業務の当たる人も57.6%増え、3万4752人となった。ネパールからの技能実習生は257人と少ないが前年比で43.6%増。インドネシアのそれは22.9%増の2万6914人と、大きく伸びた。