「イチロー監督」の高校が甲子園に? 関係者「あるかも」のワケ

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   MLBマリナーズのイチロー外野手(45)が2019年3月21日、現役引退を表明した。マリナーズのジェリー・ディポトGM(50)は、イチローの引退後に関して「チームと生涯続くような役職に就くと考えている」と明言。今後しばらくはマリナーズのフロントの一員として活動していくと見られるが、イチローが日本の学生野球に興味を示していることから、将来的に日本に帰国して国内の学生野球の指導者の道を選ぶ可能性が浮上した。

   85分にも及ぶ引退会見では、久々にイチロー節を炸裂させた。プロキャリアをスタートさせたオリックス時代に始まり、メジャーに移籍してからここまでの心境を吐露。なかでもアメリカに渡って「外国人」になり、そこで直面した孤独や、「外国人」だからこそ見えたもの、体験できたことをイチローらしくストレートな物言いで表現したものが、ファンから大きな反響を呼んだ。

  • 写真:AP/アフロ
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引退会見で「プロ・アマ」問題に一石を

   会見では今後に関して多くを語らなかったが、質疑応答ではアマチュア野球界に触れる場面も。日本のプロ野球とアマチュア野球の「プロ・アマ」問題について疑問を投げかけた。「アマチュアとプロの壁が特殊な形で存在しているので、今日を持って、どうなんですかね。今までややこしいじゃないですか」と、引退会見の場には似つかない「プロ・アマ」問題に切り込んだ。

   日本球界では、これまでプロとアマチュアの間に深い溝が存在した。現役のプロ選手や、学生野球資格回復の講習を受けていない指導者は原則、アマチュア選手への指導が禁じられている。今でこそ、徐々に「規制」は緩和されてきているが、日本球界において長らく「プロ・アマ」問題がプロとアマチュアの間に大きく立ちはだかり、野球界の発展を妨げてきたともいわれている。

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