2016年には「神ってる」が受賞
「ギフト」も有力候補のひとつだ。今年、米大リーグの開幕戦が7年ぶりに日本・東京で開催された。2月時点でこの日本開催を「大きなギフトですね、僕にとっては」と話していたイチロー選手。会見でも3月21日の試合が「大きなギフト」になったと話していた。
「最後は今まで自分なりに訓練を重ねてきた神戸の球場で、ひっそりと終わるのかなあとあの当時想像していたので、夢みたいですよ、こんなの。これも大きなギフトです」
また、この日が米大リーグ初登板となった元埼玉西武ライオンズの菊池雄星投手(27)が登板後の会見で、「イチローさんは日本でやることがギフトとおっしゃっていたが、僕にとってはイチローさんとプレーできた時間が最高のギフトでした」などと話していたこともあり、有力視されている。
そのほか、イチロー選手が会見で発した「後悔などあろうはずがありません」、イチロー選手引退による喪失感を表す「イチローロス」(または「イチロス」)、一連をひっくるめた「イチロー引退」などが候補として挙げられている。
野球関連では、2016年に「神ってる」が流行語大賞を獲得している。プロ野球・広島東洋カープの鈴木誠也選手(24)が同年6月に2試合連続サヨナラホームランを放つという神がかった活躍をし、試合後に緒方孝市監督(50)がその活躍を「神ってる」と賞賛したことに由来する。
例年通りであれば、流行語大賞は12月ごろに発表される。