研究者応援マガジン「月刊ポスドク」が休止 5年間の歩みを編集長に聞いた

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「一口に課題を指摘するのは難しい」

――サイト上で募っていた寄稿は、どれくらいの数が集まっていましたか?

編集長: 私のサイト(STUDIO7839)で寄稿を募集していたのは『月刊ポスドク』と、こちらも最近休刊した言語学系同人誌『SJLL』です。基本的にご寄稿を掲載する媒体でしたので、発行のつど募集していたことになります。毎号数件~多いときは十数件集まることもありました。

――印象的な特集があれば教えてください。

編集長: 「学振特集」でしょうか。日本学術振興会特別研究員を略して「学振」と呼びますが、こちらの研究員枠に採用されるためにみなさん日夜悩んでいらっしゃるようでしたので、体験談の需要が高かった印象があります。

――ポスドクについてどんな課題があると感じていますか?

編集長: ポスドクを含めた研究者のキャリア問題は、内的要因・環境的な要因など多岐にわたりますので、一口に課題を指摘するのは難しいと思います。

ただ、研究を志した方々が、それが理由で亡くならなければならないような環境は良くないと思いますので、そういった環境を回避し、すべての研究者がなるべく幸せに生きていくことができればよいと考えています。

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

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