研究者応援マガジン「月刊ポスドク」が休止 5年間の歩みを編集長に聞いた

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「まじめなものからゆるいものまで」

――誌面ではどのような内容を扱ってきましたか? 編集にあたってどんなことを意識してきましたか?

編集長: 基本的に有志の寄稿によって成り立っておりましたので、さまざまです。ポスドク当事者としての悩みや、大学教員からの経験談、海外留学体験談やラボ飯(研究室で調理するようなシンプルなごはん)などまじめなものからゆるいものまで、ポスドク・アカデミアに関する話題なら比較的広く扱ってきました。

編集と呼べるような作業はほとんどしておりませんでした(誤字脱字のチェックのみ)が、投稿者のこれからのキャリアのことを考慮して、匿名での掲載を行う、最終解決がなされていないトラブルに関しては掲載を見送る、所属が判明しないように助言を行う、などの注意は行っておりました。

――編集部はどんな体制ですか?

編集長: 企画・編集・組版・表紙デザイン・付録デザイン・入稿・頒布を基本的に私一人で行っておりました。(裏表紙のデザインや頒布時の売り子などはその時々で手伝ってもらうこともありました)

発行は年2回、4年前までは夏冬のコミケ(編注:コミックマーケット)で頒布しておりましたが、最近はコミティアに場所を移しています。あとは通信販売と一部店舗販売を行っています。今後新刊が発行されないため、同人イベントでの頒布の予定はありません。

――発行部数はどれくらいですか?

編集長: 最盛期(創刊~3号前後)は300部ほど印刷しておりましたが、現在は100~150部程度に留まっております。
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