「選手層が厚いチームはいいけど」論も
また、ツイッターには賛否の声が寄せられている。球数制限導入に賛成の人からは、
「高校野球で球数制限ある方がいいやろ。(略)デメリットなんて何もない」
「球数制限した方が良いと思うけどな。投手が一人だと勝てないって言い訳は怖いぞ。その一人の選手生命かける試合なのか?」
といった意見が出ていた。一方で、
「選手層が厚いチームはいいけど、選手が少ないチームはどうすんの?(略)勝ち目なくね?」
「野球は高校までって人も多いから、最後の夏をいかに悔いなくサポートしてあげれるかが、高野連の本当の仕事だと思う」
との反対意見もあった。
球数制限問題をめぐっては、プロ野球DeNAの筒香嘉智外野手も言及していた。1月、都内の日本外国特派員協会で会見を開き、野球に取り組む青少年の育成問題に関連して、高校野球での球数制限導入の必要性を訴えていた。
アメリカのMLBなどがまとめた、青少年ピッチャーを対象としたガイドライン「ピッチスマート」(2014年)では、たとえば「17~18歳」の場合、1日の最大級数は「105球」となっている。この他、投球数に応じて次回登板までに何日間を空けるべきか、といった点にも触れている。
日本高野連では、「投手の障害予防に関する有識者会議」で概ね1年間、球数制限を含めて議論を行う見通し。