ディズニーと手組んだドコモの戦略 5G時代前に携帯各社の「動画戦争」が始まる

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KDDIはNetflixと、ソフバンは...

   ドコモの吉沢和弘社長は3月7日の発表の記者会見で「5Gで動画はメインコンテンツになる」とディズニーとの協業の狙いを説明した。ドコモは既に約12万タイトルの動画を配信する「dTV」を展開しているほか、Jリーグや欧州サッカーなどの試合を中継する「DAZN」とも提携するなど、動画サービスを強化してきた。今回、世界中の老若男女にファンがいるディズニーと組むことで、サービスの厚みが格段に増すことになった。

   ライバル陣営も手を打っている。KDDIは、米動画配信大手Netflixと提携し、動画視聴と通信料がセットになった割安プランを提供している。ソフトバンクはYouTubeやAbemaTV、Hulu、LINEなどの動画、SNSのデータ通信が使い放題となる料金プラン「ウルトラギガモンスタープラス」を導入し、データ容量を気にすることなくストレスフリーで楽しめるとアピールする。

   2020年の商用化が見込まれる5G時代になれば、2時間映画が3秒でダウンロード可能になるとされる。動画の視聴環境は格段に向上するため、携帯各社は今のうちに人気のあるコンテンツをかき集め、関連サービスを充実させて、他社との差別化を図りたいと考えているようだ。

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