前月比ではなく「前年同月比」で見ると...
では、韓国観光公社の統計ではどうか。この統計によると、18年10月に日本から韓国を訪れたのは29万468人。11月は29万9978人、12月は25万8521人、19年1月は20万6526人と推移しており、夕刊フジの記事の説明と一致している。ただ、情勢にともなう増減を評価するためには、「前年同月比」での比較が必要だ。17年10月に日本から韓国を訪れたのは17万9661人で、それ以降の月は21万3460人、19万3705人、16万7083人と推移している。17年についても「11月以後、毎月、数万人単位で減少」していたわけだ。月ごとの伸び率をみると、それぞれ61.7%、40.5%、33.5%、23.6%と推移している。18年全体では前年比27.6%増の294万8527人だった。
ただ、元徴用工をめぐる判決で日本企業の在韓資産の差し押さえが実行されるようなことがあれば、日本人の対韓感情がさらに悪化するのは確実。日本人観光客の韓国離れが進む可能性もある。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)