那須川天心に「フリーランスボクサー」が挑戦状 ファン後押しも関係者「複雑な思い」

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対戦すれば「本当のボクシングの試合」に?

   日本のライセンスを持たない中村の出場になんら問題はないが、ボクシング関係者の間では困惑の声も。日本のボクシング界は古くから他の格闘技団体との接触を嫌う傾向にあり、K-1全盛期の1990年代後半から2000年代初頭にかけて、プロボクサーのK-1流出が相次ぎ、その傾向は一段と強くなっていった。過去にはボクシングジムのトレーナーが、他の格闘技団体の選手のセコンドについたため、処分を受けたこともある。

   都内でボクシングジムを経営するジム会長は「この件については複雑な思いです。もし対戦が実現したら中村選手を応援したいですが、ルール上ではボクサーの異種格闘技戦は認められていませんから。それに2人が対戦するのであれば、もはやテレビの企画ではなく本当のボクシングの試合。日本のライセンスを持たない2人が、日本でボクシングの試合をし、それがテレビ放送されるとなると、面倒なことになりかねない」と指摘する。

   中村は同番組の企画をボクサーに対する「侮辱」ととらえたようで、挑戦を表明するにあたり、自身のツイッターで「日本のプロボクシング(JBC)関連の人間は出られへん。それわかっててやろ?そんな条件の面子から選んでボクシングルールで弱い者いじめしてもしゃあないやろ?だから俺がやったる!」などと、挑発的な言葉を並べた。

   また、現在53.5キロのバンタム級でリングに上がっている中村は、対戦する際には階級を2つ上げ、那須川のフェザー級(57.1キロ)に合わせるとも。そんな中村の心意気にネットでは「当然受けないとか無いですよね?那須川選手お願いしますよ」、「この挑戦を、もし断ったら、この企画は冷める」との声が上がっている。

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