ベトナム人被告の起訴取り下げも要求
インドネシア外務省は3月11日夜、帰国後に記者会見するアイシャ被告の写真つきで、
「釈放の成功はインドネシア政府の外交の取り組みによるもので、政府は全国民を守ることの証明だ」
とツイートし、成果をアピールした。インドネシアのメディアもこれに呼応。最大手紙のコンパス紙は12日付の1面トップに「シティのための総外交」と題した記事を掲載。釈放に向けたインドネシア側の取り組みを報じた。
一方のベトナムは、2回目の米朝首脳会談を19年2月に首都ハノイで開いたこともあって、米朝に配慮した結果、インドネシアに比べてロビー活動が活発でなかったことが指摘されている。
フォン被告の弁護士は、同被告についてもアイシャ被告と同様に起訴を取り下げるように求めている。公判は3月14日に再開予定で、検察はそれまでに対応を決めることにしており、釈放が決まる可能性もある。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)