夏のコミックマーケットや10月のハロウィーンを待たずして、世間を賑わせているあの男性の変装が早くも流行ってしまったようだ。
2019年3月9日、大阪・日本橋で日本最大級のコスプレイベント「第15回日本橋ストリートフェスタ2019」が開催された。ツイッターでは力作ぞろいのコスプレ写真が多数投稿されているが、その中でもひときわ目を引くのが、そう、保釈された際になぜか作業着姿だったカルロス・ゴーン氏の変装スタイルだ。
「仕事が早いなー」「コスプレのコスプレじゃん」
2019年3月6日、108日間の勾留期間を経て保釈された日産自動車前会長のゴーン氏。作業着と見られる服に身を包み、黄色い反射タスキ、メガネに青い帽子を着用し、周囲を取り囲む男性たちに紛れるようにして登場した。
その姿はたちまちネット上で話題となり、衣服のメーカーを特定しようとする人も現れた。ツイッターでは「絶対夏コミのコスプレエリアにいるな、と確信」「今年のハロウィン ゴーンの変装コス多そう」といったコメントが相次いだ。
3月9日に行われた日本橋ストリートフェスタでは、早くもゴーン氏の変装姿を真似する人が複数登場。ツイッターでは、
「夏コミ辺りであるかなーと思ったけどw仕事が早いなーww」」
「やっぱりいた、ゴーンの変装コスプレww コスプレのコスプレじゃんw」
「ゴーンさんの変装をコスプレのネタに使うレイヤーさんの瞬発力すごい」
「アッコさんが今年のハロウィーンは保釈ゴーンのコスプレが増えると言っていたが、昨日の日本橋ストリートフェスタで何人いたな」
といったコメントが寄せられ、注目を集めている。
ゴーン氏の変装コスプレをした1人、まさZO20(@goodgoodbye55)さんは、作業着とパンツと帽子、反射タスキをわざわざ調達。取材に対して、ほかに同様のコスプレ姿をした人は1人だけ出会ったと話した。
ゴーン氏の変装は弁護人の1人である高野隆弁護士が仕掛けた。変装について、高野氏自身はブログで「彼(ゴーン氏)が生涯をかけて築き上げてきた名声に泥を塗る結果となってしまいました」と綴っている。