「答弁は本当に冷酷だ」VS「まるで学生バイトが悪のよう」
こうしたやりとりを踏まえ、吉良氏は、
「生活苦の結果、無理してバイトを増やしている。アベノミクスで『雇用が増えた』などと誇れることではない」
と訴えた。
しかし、安倍首相は「様々な困難を抱えている学生がいることは承知しております」としつつ、「様々な分析や要因がある」として、学生就業率の増加については、
「このことをもって、生活が苦しい学生が増加している、とは言えない」
と答えた(質問と答弁の順番は、一部編集部で再構成)。
この日の予算委の模様は、参院公式サイトの動画で確認できる。
こうしたやりとりを受け、ツイッターでは様々な反応が寄せられた。安倍首相や政府答弁に対しては、
「安倍首相の(略)答弁は本当に冷酷だ」
「ダメだこりゃ」
といった声が挙がっていた。一方で、吉良氏に対しても、
「まるで学生バイトが悪のように語っている」
「根拠が不明確だから、水掛け論に陥ったのではないか」
という指摘が出ている。