暴行受けた次男はすでに保護
その結果、熊本県警や県内の児童相談所に通報が相次ぎ、県警などが確認の対応に追われた。
県警の生活安全企画課にJ-CASTニュースが取材したところ、動画については把握しているとし、他県警が捜査していることを明かした。
その後、福岡県警の春日署が3月8日夕になって、この母親を暴行の疑いで逮捕したと報道発表した。
発表によると、母親は5日昼ごろ、自宅で次男の背中や腹などを複数回足蹴りにするなどの暴行を加えた疑いが持たれている。春日署に取材したところ、母親は、容疑を認めており、「次男がウソをついたのにイライラしていた」と供述したという。父親はこのとき、仕事で家を不在にしていた。
きっかけは、他県警から通報を受け、福岡県警の生活安全部が春日署に捜査を指示したことだった。
この母親は、18年4月も、次男を怒鳴り散らしたり、中学1年の長男(13)につかみかかる暴行をしたりして、春日署が県の福岡児童相談所に書面で通告していた。このときは、兄弟げんかが原因だったという。
福岡児童相談所は8日、春日署が暴行を受けた次男を連れてきて、次男を保護していることを取材に明らかにした。過去に通告などを受けたのは、18年の1回だけだとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)