日比谷高校「異例の二次募集」の深層 東京受験戦争の裏側を解き明かす

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「日比谷の入試担当者の読みが狂った」

   入試日程の変化を指摘する識者もいる。

   教育関係者などによると、これまで学芸大附属高の入学手続きの日程はほかの国立と比べて遅かったが、今年の締め切り日は都立高入試前の2019年2月21日になった。

   育児・教育ジャーナリストのおおたとしまささんは6日、編集部の電話取材に、「学芸大附属に合格していたとしても公立高校の結果が出てから、入学手続きをどっちにするかっていうのを決めればよかったが、学大附属の方が定員のことで迷走を始めて、今年は公立高校入試前に手続きをしなさいよというふうに締め切りを変えた」と入試日程の変わりぶりを指摘した。

   おおたさんは「どこまで合格者数を出すのか、どれだけ抜けるかを読むテクニックは難しい」と前置きしたうえで、「いつもと同じ入試の日程であれば、学大にこれくらい抜けるからと読める。今回は学大が変な動きをしたから、日比谷の入試担当者の読みが狂った」と話していた。

   いずれにせよ、学芸大附属側の動向が、日比谷に影響を与えたとの点では共通する。

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