「ゴーン氏『変装劇』は失敗しました」 仕掛人が800字超の懺悔

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   会社法違反(特別背任)などの罪で起訴され、逮捕から108日にわたって拘束された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告。2019年3月6日夕の保釈時には作業着のような恰好をしており、ネット上では「コントやんけ」「かえって目立つ気もする」などツッコミの声が相次いだ。

   仕掛け人は、ゴーン被告の弁護人の一人である高野隆弁護士だった。高野弁護士が8日にブログで明かし、「失敗しました」と振り返っている。

  • 高野弁護士(高野隆法律事務所の公式サイトより)
    高野弁護士(高野隆法律事務所の公式サイトより)
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名声に泥を塗る結果となってしまいました

   「カルロス・ゴーン氏の釈放に際して行われた『変装劇』はすべて私が計画して実行したものです」との書き出しで始まったブログの投稿。

   計画にいたった背景を「ゴーン氏が素顔をさらして住居に向かったとすれば、間違いなく膨大な数のカメラがバイクやハイヤーやヘリコプターに乗って彼を追いかけたでしょう。彼の小さな住居は全世界に知れ渡ります。生活を取り戻すどころか、健康すら損なわれてしまうでしょう。彼だけではありません。彼の家族、そして近隣住民の生活すら脅かされてしまいます。そのような事態は絶対に避けなければなりません」と説明し、ひらめいた策が変装だったという。

   だが、すべてが思い通りとはいかなかったようだ。

「それは失敗しました。しかし、その後に奇跡が起こり、どうにかゴーン氏とその家族は『制限住居』において自由人として再会することができました。しかし、私の未熟な計画のために彼が生涯をかけて築き上げてきた名声に泥を塗る結果となってしまいました」
「また、今回私の計画に進んで協力してくれた私の友人たちに大きな迷惑をかけてしまいました。私はたくさんの人に有形無形の損害を与えてしまいました。とても申し訳なく思っています」

と後悔をつづっている。ブログは800字超にもおよんだ。

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