さっそくの「ブレ」にナインからはため息も
今キャンプでは一貫してこのオーダーで臨んできたが、ここにきて原監督にブレが生じ始めている。原監督は、雨天中止となった6日の広島とのオープン戦で、これまで2番に固定していた丸を3番に、3番の坂本を1番で起用する予定だったことを公言。わずか1得点のみに終わった5日の広島戦を受けての措置と見られるが、原監督のブレに巨人ナインからはため息がもれているという。
そして今度は投手陣の起用法もメジャー流が試されることに。「ブルペンデー」、「オープナー」ともに中継ぎ、抑え投手陣にかかる負担は大きく、シーズン中に本格的に導入されれば、中継ぎ、抑えの駒不足にあえぐ巨人投手陣の崩壊につながりかねない。原監督肝いりの岩隈久志投手(37)は調整不足から実践のマウンドは早くて5月からと言われており、投手陣の不安を煽っている。
今シーズンは4月から5月の大型連休に合わせる形で4月27日から10連戦が予定される。先発陣の調子が上がらず、ローテーションに不安を残す状況の中、原監督が指摘する「有事」は、この10連戦で起こる可能性も。新たな戦略を模索し続ける原巨人。シリーズ開幕はもうそこまで迫っている。