東京都立日比谷高校(千代田区)の2019年4月入学の一般入試で、二次募集が実施される。毎年、東京大学に現役合格者(18年度は33人)を出す名門校とあって、ネット上では「天下の日比谷高校様が二次募集...?!」「珍しいこともあるな」など驚きの声が相次いでいる。
東京都教育委員会の事務局である東京都教育庁の入学選抜担当に19年3月5日、J-CASTニュースが取材したところによると、日比谷高校での二次募集実施は、1994年に学校ごとに合格者を出す「単独選抜」の制度が始まってから初めてだという。
募集人員254人に対し、入学手続者は5人足りず
都立高校の入試は、都教育庁の実施要項に基づいて実施されている。同庁の入学選抜担当によると、都立高校の一般入試では、入学手続きをした人員が都教委の決める募集人員に達しない場合、二次募集を実施。2019年度の日比谷高校の一般入試の募集人員が254人であるのに対して、入学手続者は249人であり、5人達しなかったという。
日比谷高校の公式サイトによると、合格人員は計270人で、倍率は1.89倍だった。なお、日比谷高校の担当者にも取材を申し込んだが、時間が取れないことなどを理由に回答を得られなかった。